2010年06月10日

【from Editor】技術の進化に負けぬもの(産経新聞)

 押し入れの隅、16年前の引っ越し以来、一度も開けていない段ボール箱の中で、やっと見つけた。約30年前に製造されたコンパクトカメラ。メーカーのホームページを見ると、機種を通して1700万台を売ったベストセラー機だそうだ。

 写真報道局にあまたいるカメラのプロたちの話を耳にしているうちに、祖父がくれたカメラは骨董(こっとう)的値打ち物かもしれない、とスケベ心がわいた。ただ、調べると大した値打ちはなさそう。職場で披露しても反応はほとんどない。そううまい話はないものだ。

 古いカメラを探していたのには、お宝探し以外にもうひとつ理由があった。近年、加速を続ける技術革新を前に、立ち止まって考えてみたかったのだ。

 報道カメラマンの守備範囲は、技術の進化とともに広がる。カラー化、デジタルカメラの導入、グラフィックの大型化と進み、今や動画である。近い将来にはきっと3Dがやってくるだろう。

 フィルム感度を示すISOは、かつてはISO400がメーンで、特殊なケースにISO1600を使った。今、プロ用デジタルカメラでは10万を超える感度を持つものもある。

 ハードの驚異的な進化はどんな「いい写真」を生み出しうるのか。もちろん、「いい写真」の基準は、人によって違うだろうが、怒濤(どとう)のごとく押し寄せる新テクノロジーを十二分に生かしきっているだろうかというのは、日々突き当たる問いでもある。

 そんな中で、心に共鳴する写真企画があった。手前味噌(みそ)で恐縮だが、月に1度の大阪夕刊のグラフ紙面。陶芸家の福森雅武氏が料理を作る企画では、斯界(しかい)で著名な氏が、陶芸を一切語らず、ハモを骨切りし、カニをゆで、山菜を求めて山に入る。友が集い、味わう。その宴の写真、これがよかった。おそらく氏の自作であろう見事な器。美しく盛られた料理を前に、語らい、酒を酌(く)み交わす、和やかな雰囲気が紙面からあふれ出て、こちらに伝わってきた。

 どういう撮影の秘訣(ひけつ)があるのか。取材カメラマンに聴くと、「先生が飲め、食べろというので、遠慮なくいただきました。写真はその合間に…」

 本能に従って撮ったということだろうか。この話を後進が参考にするかどうかはともかく、ハイテクより大切なものがあることだけは確かなようである。(大阪写真報道局写真部長 大久保博司)

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posted by ミヤナガ ヒロシ at 22:37| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

パスザバトン 粋なセンスでリサイクル(産経新聞)

【近ごろ都に流行るもの】

 リサイクル店というと、ブランド品を現金化したり激安品を求めたりと世知辛いイメージがあるが、“クール”な新業態が支持を広げている。仕掛け人は「スープストックトーキョー」を展開するスマイルズの遠山正道社長(48)だ。

 表参道ヒルズに4月に開店した「パスザバトン」2号店。50坪ほどの売り場に、ゴージャスなドレス、テディベア、古い食器やTシャツ−などなど、いわくありげな品が所狭しと並んでいた。人気デザイナーNIGO(R)さんが私物を出品するコーナーでは、30万円のホワイトゴールドの指輪が並べたそばから売れる盛況。

 個人から預かった不要品にコメントが添えられているのが面白い。たとえば、「このワンピースを着ていった合コンで3回コクられた!」なんて、そんなにゲンの良い服なら買いたくなる!? ホームページをのぞけば、出品者の顔写真やプロフィルを開示。「一人一人のカルチャーや歴史、センスが伝わり、モノにも表情が出てきます」と遠山さん。

                   ◇

 遠山さんは商社マン時代の平成11年、社内ベンチャーでスープ専門店を展開するスマイルズを創業。後に全株式を取得し独立した。首都圏を中心に51店舗にまで事業を成長させる中、畑違いの分野に進出したきっかけはファッショニスタらしい苦い体験から。

 「服を紙袋2ついっぱいにしてリサイクル店に持ち込んだら、買い取り価格は900円ほど。自分が大事にしていたモノの評価がこんなものか。腑に落ちなかった」

 21年9月、丸の内にパスザバトン1号店を開店。商品は買い取りでなく預かり。価格は出品者自身が決め、売れたら店と折半する。「遠慮して安く付ける人も多いのですが、ヴィンテージ品などは相場も考慮してもらっています」と遠山さん。「ブランドや未使用品という基準だけでなく、個人に愛用された品物の物語に何かを感じてもらいたい」

 手狭な丸の内店では出品者を知人のファッション関係者や文化人に限っていたが、表参道店では誰もが出品できるようにした。

                   ◇

 さまざまな色柄のティーカップがラスクとセットでパックに入った陳列に「カワイイ!」の歓声。カップは足が付いていたり、鳥や金魚などレトロなデザイン。昭和40年前後、愛知県瀬戸市で輸出用に作られた陶器という。品定め中の女性会社員2人組は「古いカップとラスクの組み合わせが新鮮」「宝探し、ランダム感がいい」。

 1470円のこのセット、丸の内店で半年で3千個以上売れ、表参道店開店後は月700個ペースで売れている。長年倉庫で死蔵していた陶器が思わぬヒット商品に化け、産地のメーカー、瀬戸製型の長江一弥社長(42)は「モノには使われてこそ魂が入る。半世紀近くの時を経て日の目を見ることができてうれしい」。

 企業のデッドストックや廃棄される運命のB級品、余剰素材などもリメークして商品化。人気輸入食料品店「ディーン&デルーカ」のB級品トートバックにししゅうをほどこしたものなど、同価格の正規品よりもオシャレな感じがする。ユナイテッドアローズ、ザ・コンランショップなど多様なコラボが続々と実現している。「エコロジーとかあまり意識はしていないけど、結果的に貢献できたらいいな。企業からの興味やエールを感じます」と遠山さん。

 流行のアイテムが激安…なんて服やモノが寒々しく扱われがちな時代の、アンチテーゼにも思えた。(重松明子)

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2010年05月19日

デジモン・シール架空発注、8600万詐取容疑(読売新聞)

 全日空のグループ会社「全日空商事」(東京都港区)の元社員らが、人気テレビアニメのキャラクターグッズを業者に架空発注し、同社から約8600万円をだまし取ったとして、警視庁は12日、元社員の谷屋隆史容疑者(35)(神戸市東灘区住吉本町3)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。

 同庁は、3人が同様の手口で総額3億数千万円の架空発注を繰り返していたとみて調べている。

 このほか逮捕されたのは、同社元出向社員の天野正(37)(東京都港区芝1)、同社の取引先で洋菓子製造会社「ヒマラヤ東京」(港区、破産)元社長の津田和典(45)(世田谷区松原5)の両容疑者。

 発表によると、3人は2006年9月、ヒマラヤ東京が製造・販売するパンの景品として、人気アニメキャラクター「デジタルモンスター」のシール約560万枚を三重県の業者に発注したように装い、全日空商事から代金計約8600万円をだまし取った疑い。調べに対し、谷屋、天野の両容疑者は容疑を認め、津田容疑者は否認しているという。

 架空発注は全日空商事の内部調査で発覚。同社は07年4月、谷屋容疑者を懲戒解雇にし、08年6月に刑事告訴していた。全日空商事は、航空機部品の調達や機内サービス用の物品の企画・調達などを行っている。

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posted by ミヤナガ ヒロシ at 18:09| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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